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2023.04.11
【Wingsこそだてゼミ】第11回:自分の子どもにあった子育てとは?〜個性について知ろう〜
こんにちは!Wingsインターン生のNanaです!
今回のテーマは「子どもの個性」です。
元気な子、恥ずかしがり屋、神経質、まじめ、・・・色んな性格・気質を持ったお子さんがいますね。
そんな中、「子どもの気質は生まれながらに持っているもので、変えられないものなんじゃない?」と考えられている親御さん、多いのではないでしょうか。
しかし、実はそうではないんです!
もちろん生まれながらに持っている(=遺伝子に影響される)お子様の性質もあります。ただそれが全てではないんです。
幼少期からその子にあった教育や環境を整えてあげれば、早い段階で好転的な影響が期待できると言われています。
今回のこそだてゼミでは、子どもの個性とは何か、遺伝によって決まる子どもの性質とそうでない部分、その子にあった教育の方法などを紹介していきたいと思います!
毎日あふれるほどの情報の中で「子どもの個性・気質って何?自分の子どもの気質は変えられないの?」と悩んでいる方は、ぜひこのブログを参考にしてみてみてください!☺️
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目次
このブログはこんな人に読んでほしい
- これから子育てが始まる方
- 現在2~5歳のお子さんをお持ちの方
- 子どもを幸せにするヒントが欲しい方
- 子どもの個性について知りたい方
- 子育て方法について模索中の方
子どもの個性・気質とは
そもそも個性とは何か、どのように定義されているのか、見ていきましょう!
辞書では次のように説明されています。
個々の人または個々の事物に備わっていて、他から区別させている固有の性質(※1)『日本国語大辞典 第二版』より
つまり個性という言葉は、『積極的』『おっちょこちょい』『恥ずかしがり屋』・・・などの個人が生まれながれにして持つ特有の性質を指します。
遺伝だけが全てではない!?子どもの個性
ここでは、子どもの個性がどのくらい親からの遺伝に影響されているのか、行動遺伝学という学問を参考に説明していきます!
行動遺伝学とは・・・
個性の違いを『遺伝によるもの』と『そうでないもの(=環境による影響)』とに分ける方法です。
行動遺伝学では、双子の類似性を比べて研究される方法が主流なんです!(※2)
アメリカの研究機関では、同じ家庭で生まれ育った双子を対象に、彼らの性質を比較することで、子どもの個性や気質の影響がどの程度生まれながら決まっているもなのかを明らかにしました。以下が研究結果になります。
Genes are not so powerful that they can control or create our personality. ・・・(省略)・・・the complex relationship among the various genes, as well as a variety of random factors, produces the final outcome. Furthermore, genetic factors always work with environmental factors to create personality.(※3)https://opentextbc.ca/introductiontopsychology/chapter/11-3-is-personality-more-nature-or-more-nurture-behavioral-and-molecular-genetics/
遺伝子は、私たちの性格を形成したりコントロールできるほど強力なものではない。様々な遺伝子の間にある複雑な関係や他のあらゆる要因が、最終的な結果を生み出す。さらに、遺伝子という要因は性格を形成するにあたり、必ず環境的な要因が関係してくる。(上記の日本語訳)
つまり、子どもの個性や気質は親御さんの遺伝子からだけでは決まらない!ということがわかります。むしろ、育つ環境やその他の様々な要因が一人一人の個性をつくっていると言えます。
さらに、日本における行動遺伝学の第一人者である安藤寿康教授の研究でも同じような結果が示されています。(※4)
研究の中で安藤教授は、遺伝子に影響される子どもの気質は5割以下で、残りの5割弱は環境に影響によって決まると結論づけました。
これらの研究を参考にすると、子どもの気質や性格は生まれながらに持っている遺伝子による影響よりも、環境や外的要因による影響の方が大きいということがわかります。
つまり、幼少期からその子にあった教育環境や子育ての場を整えれば、子どもの個性を好転的なものへと変えられると言えます!
Wings Global Homeでの個性を伸ばす取り組み
皆さんは「非認知能力」という言葉を聞いたことがありますか?
これは幼児期に伸ばすことで一生影響を受けるとも言われる、近年注目を集めている力なんです!
『好奇心』『集中力』『協調性』『自己肯定感』・・など個性として認識されている要素を能力として捉えた概念・言葉が「非認知能力」です。
そのため、非認知能力を伸ばす教育が子どもの個性を伸ばすことにも繋がると言えます。
非認知能力についてもっと知りたい!という方はこちらの記事もぜひご覧になってください☆↓↓
Wings Global Homeでは、子どもの個性を伸ばす上で大切な非認知能力の育成に力を入れています。スクールでは、非認知能力を伸ばすための様々な工夫がなされていますが、その一例をみていきましょう!
ゆとりある少人数制と優秀な先生達
Wings Global Homeは、非認知能力の育成のためにも少人数制を重視しており、いつも子ども達5人につき先生が1人以上つく環境でカリキュラムが組まれています。
そのため、先生が一人一人の生徒と向き合い、その子にあった対話やアプローチができる環境が整っているんです。
さらに、15ヶ国以上の国籍からなる講師陣は100倍を超える倍率の選考を潜り抜けた、子供達のロールモデルに成り得る優秀な先生達が集まっています。
そんな環境で非認知能力を伸ばすためのアプローチを続けた結果、実際に子どもの成長や個性に好転的な変化を感じられたという保護者の方の声を紹介していきます!
「うちの子シャイなんです。。」から「うちの子じゃないみたい!」
Wingsでのカリキュラムを通じてみられる子ども達の変化に、驚かれる保護者の方は多々いらっさいます。
これは非認知能力へのアプローチを続けた結果、子供たちの個性に好転的な結果が見られているからです。
入会当時、「うちの子はシャイなんです。」と言っていた方が、数ヶ月後には「うちの子じゃないみたい!」なんて言われることも!
実際に保護者の方にインタビューをした記事があるので、詳しくは上記の記事をご覧ください♪
まとめ
- 気質とは、個人が生まれながれにして持つ特有の性質のこと
- 個性には『遺伝によるもの』と『そうでないもの(=外部要因による影響)』がある
- 子どもの個性は外部要因(しつけや子育ての環境など)によって形成されるものが大きい
- 幼少期から非認知能力を伸ばすことが個性を伸ばすことに繋がる
- Wings Global Homeでは生徒一人一人にあったアプローチをすることで、非認知能力を伸ばす取り組みを行なっている
参考文献
(※1)日本国語大辞典 第二版「個性」小学館
(※2)敷島 千鶴「行動遺伝学からみた自尊心の安定と変化」公益社団法人 日本心理学会 https://psych.or.jp/publication/world087/pw09/
(※3)Baker, C. (2004). Behavioral genetics: An introduction to how genes and environments interact through development to shape differences in mood, personality, and intelligence. [PDF] Retrieved from http://www.aaas.org/spp/bgenes/Intro.pdf
(※4)安藤寿康「行動の遺伝学-ふたご研究のエビデンスから」日本生理人類学会誌 Vol.22, No.2 2017,5 107-112 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/22/2/22_107/_pdf
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